2009.02.17 Tuesday
着物を着ることが腑に落ちる
亡くなった母の着物、姉も妹も着ないというので、
まとめて私が譲り受けたのはいいのですが
さて、どうしたものかと思案していた昨年秋、
ひょんなことから、絶妙なタイミングで着物をお好きな方々とめぐりあい、
仕立て直しなどもしてくださる呉服店さんをご紹介いただいて、
今は、それらが出来上がってくるのが楽しみで。
着付けを少しだけ習ったのは、結婚したばかりの頃なので
東京にいた頃、もうかれこれ15年以上前。
あの頃は時間もあったのに、なんだか続かなかったのよね〜^^;;;;
さて、この度、できてきた着物を着るためにも、
今日、手持ちの長襦袢に半襟を付けてみて、
当時、なぜ、着物に私が親しめなかったのかわかった氣が・・・。
着付けの教室での練習用にと買った、その長襦袢は化繊でした。
半襟をつけて、羽織ってみたら、着付けを習っていた頃の
ちょっと蒸れるような暑苦しかった
何とも言えない不快感を思い出す・・・・。
20代後半から30代後半に、シックハウス症候群から
化学物質過敏症になったお陰で、衣食住を見直し気をつけて、
今は、当然のように、直接肌に触れるものは、
シルクや綿の天然繊維。
天然繊維を身に纏(まと)うことの心地よさ健やかさを、
それなりには語れるぐらいになっていますが、
あの頃は、知識としては、まだ、そんなこともわからず・・・・。
でも、きっと肌でなんとなく不快感は感じていたのだと。
あの化繊の長襦袢を着ていたら、その上にどんなにいい着物を着ても
帯締めても、皮膚が敏感な私の体には着物を着ることの心地よさは
伝わって来なかったのではないかと。
15年以上の時を経た今、腑に落ちました。
きもの自在
鶴見 和子,藤本 和子
きものとからだ (木星叢書)
三砂ちづる
鶴見和子さんや三砂ちづるさんがおっしゃること
もっともだと思いながら、去年から、
この2冊の本も読んではいたのですが、
やっとやっと腑に落ちました。
そういえば、母の着物類、直しても着れないものは、
部分的に布としては使えるので、とっておいたらいいとの
アドバイスもいただき、いくつかほどいたりもしました。
古いものなのでほこりっぽさやにおいがあるけれど、
正絹のものは、ほどくときに、生地に触っていても
気持ちがいいし、ひざにふわりとのっていると
ほんのりあたたかさを感じるのです。
あんなにうすいものなのに。
これは、ポリエステルの布地などでは、決して感じない感覚ね。
強いて言えば、シルクのスカーフと化繊のスカーフの違いのよう。
あ〜、そうか、着物でこれをわかるのに、私には
この15年あまりが必要だったのね・・・。
今日は、そんな感慨に耽っていたら、こんな本もやって来た。
きものという農業―大地からきものを作る人たち
中谷 比佐子
178Rさん、絶妙。
ありがとうございます。
そうそう、丈が出なくて、仕立て直しはできなかった正絹の着物2枚、
長襦袢に生まれ変わって、もうすぐ、わたしのもとにやってくる。
そこが、きっと始まりね。
まとめて私が譲り受けたのはいいのですが
さて、どうしたものかと思案していた昨年秋、
ひょんなことから、絶妙なタイミングで着物をお好きな方々とめぐりあい、
仕立て直しなどもしてくださる呉服店さんをご紹介いただいて、
今は、それらが出来上がってくるのが楽しみで。
着付けを少しだけ習ったのは、結婚したばかりの頃なので
東京にいた頃、もうかれこれ15年以上前。
あの頃は時間もあったのに、なんだか続かなかったのよね〜^^;;;;
さて、この度、できてきた着物を着るためにも、
今日、手持ちの長襦袢に半襟を付けてみて、
当時、なぜ、着物に私が親しめなかったのかわかった氣が・・・。
着付けの教室での練習用にと買った、その長襦袢は化繊でした。
半襟をつけて、羽織ってみたら、着付けを習っていた頃の
ちょっと蒸れるような暑苦しかった
何とも言えない不快感を思い出す・・・・。
20代後半から30代後半に、シックハウス症候群から
化学物質過敏症になったお陰で、衣食住を見直し気をつけて、
今は、当然のように、直接肌に触れるものは、
シルクや綿の天然繊維。
天然繊維を身に纏(まと)うことの心地よさ健やかさを、
それなりには語れるぐらいになっていますが、
あの頃は、知識としては、まだ、そんなこともわからず・・・・。
でも、きっと肌でなんとなく不快感は感じていたのだと。
あの化繊の長襦袢を着ていたら、その上にどんなにいい着物を着ても
帯締めても、皮膚が敏感な私の体には着物を着ることの心地よさは
伝わって来なかったのではないかと。
15年以上の時を経た今、腑に落ちました。
きもの自在
鶴見 和子,藤本 和子
きものとからだ (木星叢書)
三砂ちづる
鶴見和子さんや三砂ちづるさんがおっしゃること
もっともだと思いながら、去年から、
この2冊の本も読んではいたのですが、
やっとやっと腑に落ちました。
そういえば、母の着物類、直しても着れないものは、
部分的に布としては使えるので、とっておいたらいいとの
アドバイスもいただき、いくつかほどいたりもしました。
古いものなのでほこりっぽさやにおいがあるけれど、
正絹のものは、ほどくときに、生地に触っていても
気持ちがいいし、ひざにふわりとのっていると
ほんのりあたたかさを感じるのです。
あんなにうすいものなのに。
これは、ポリエステルの布地などでは、決して感じない感覚ね。
強いて言えば、シルクのスカーフと化繊のスカーフの違いのよう。
あ〜、そうか、着物でこれをわかるのに、私には
この15年あまりが必要だったのね・・・。
今日は、そんな感慨に耽っていたら、こんな本もやって来た。
きものという農業―大地からきものを作る人たち
中谷 比佐子
178Rさん、絶妙。
ありがとうございます。
そうそう、丈が出なくて、仕立て直しはできなかった正絹の着物2枚、
長襦袢に生まれ変わって、もうすぐ、わたしのもとにやってくる。
そこが、きっと始まりね。
ちなみに、私は、今でも、化学繊維が入っているものが直接肌に触れると
そこだけが赤くなったり、湿疹がでたりします^^;;;;
化学繊維の得手、不得手、たぶん、個人差があると思うので
大丈夫な人は大丈夫なんでしょうが。
そこだけが赤くなったり、湿疹がでたりします^^;;;;
化学繊維の得手、不得手、たぶん、個人差があると思うので
大丈夫な人は大丈夫なんでしょうが。
着丈が少々足りなくても、袖丈が49cmくらいあって、
裄丈も出せそうなら、長襦袢に仕立て直しできるそうです。
最近は、おしゃれ着の時には、柄物の長襦袢、着る方も多いみたいです。
(覚えたての知識ですが・・・^^;;;;)
ここのところ、織物、染め物の来歴を知るにつけ、
そんな風に人の手がかかっているものは、
おいそれと処分はできないな〜、
素材にも、関わった人にも申し訳ないな〜と
思うようになりました。